美味しさの秘密〜製法とこだわり〜
製法のこだわり
子供から高齢者まで多くの方に安心して食べていただきたい、そのためにBLANCOのアイスクリームは砂糖の量を抑えています。また、保存料、香料、増粘剤、安定剤等の添加物を使用していません。一般的に販売されているアイスクリームもとても美味しいのですが、冷凍した状態でも味を引き立たせるために大量の砂糖を使用したり、増粘剤や安定剤を使用することでなかなか溶けないが完成します。
添加物を使用しないことは、アイスクリームにとってたくさんのデメリットが生じます。
例えば、大量生産ができない、−18度以下で保存していても添加物を使用しないとアイスの劣化が早まるため長期間フレッシュで美味しい状態を維持することができない、製造工程で溶けやすくなるためアイスの取り扱いがより難しくなる、乳脂肪分が分離してしまい滑らかさや風味が損なわれがちになる、など添加物を使用しないことによりたくさんの困難な壁が立ちはだかります。
さらには、糖質を抑えるために砂糖の量を減らすことによって、滑らかさが損なわれたり、長期保存が困難になったりといった課題もあります。
これらの課題をクリアするために、製造工程でいくつかの工夫をしています。
(1)アイスクリームへのダメージを減らす工夫
出来上がったアイスは、熟練のスタッフにより素早く手作業でカップへ詰めていきます。アイスクリームへのダメージをできる限り減らし滑らかさを維持するために、出来上がったばかりのアイスクリームを混ぜたり潰したりせず、出来るだけ触らないよう優しく詰めていきます。
(2)アイスクリームをフレッシュな状態に保つための工夫
カップに詰められたアイスクリームは、すぐに−30度のショックフリーザーで急速冷凍されます。最短で−30度まで急速冷凍されることにより、アイスクリームが溶けて再凍結した際に氷の結晶が大きくなるのを防ぐことができ滑らかなアイスクリームが完成します。
(3)長期保存ができないアイスクリームの在庫管理の工夫
出来上がったアイスクリームは、1週間以内にお届けできるよう在庫管理しています。あえてストック用の冷凍庫を小さくすることで在庫を溜め込まないようにしています。先入先出により、常にフレッシュなアイスクリームをお届けしています。
(4)溶けやすいアイスクリームの品質を維持してお届けする工夫
発送作業は、少量ずつ素早く行われます。断熱材入りの梱包箱と、ドライアイスよりも保冷効果が長く−18度を維持できる200gのフローズンシートを入れて梱包されます。
梱包されたアイスクリームは、工房から車で1分の所にある配送業者さんの営業所へ運ばれます。
フレーバー開発について
BLANCOのアイスクリームは、一つのアイスクリームが完成するまでにたくさんの方に関わっていただき商品が出来上がります。プロの目線だけでなく、身近なおじいちゃん、おばあちゃん、子ども、、、などいろんな方に食べていただき、アイデアを頂きながら商品化しています。BLANCOを象徴する人気No.1フレーバー「クラシックミルク」は、熊本県阿蘇産の牛乳を使用し、シンプルに仕上げたアイスクリームです。BLANCOが目指したミルクアイスは、「濃厚だけど、口溶けがよく、スーッと体に入っていくような爽やかなコクと心地の良い甘みのあるアイス」。開発に一番時間をかけたフレーバーです。
たくさんのミルクを試しました。阿蘇産のミルクはどれも質が良く本当に美味しいものばかり!それぞれに個性があり、アイスにしてみるとミルク次第でアイスの味や表情がかなり変わってきます。最終的に、現在使用している牛乳を使ったアイスを食べた時、「これだ!!」とチームみんなの目がキラキラしたことを覚えています。
たくさんのミルクを試した中から生まれた牛乳が苦手な方でも食べることができるブランドが誇るシグネチャーフレーバーです。